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  • Cleopatra[2016]

    The Lumineers

    ファーストに全く劣らない、スケール感と素晴らしいハスキーボイス
    ★★★★★

    コロラド州デンバー出身のバンドThe Lumineersのセカンド・アルバム。

    ファーストアルバムで「傑作」を出してしまったバンドは難しい。
    どうしてもハードルが上がってしまうので、アルバム単位での出来は良くても「ファーストと比べると・・・」となってしまいがち。
    (リスナーもファーストと同じようなものを求めてしまうし)

    Of Monsters and MenやFleet Foxesもファーストが良すぎただけに、セカンドは若干見劣りしてしまう。
    意外と息の長いバンドはファーストがイマイチな方が、ハードルが下がって受け入れられるのかも(笑)

    The Lumineersのファーストも素晴らしい出来だったけど、セカンドもそれに全く見劣りしない素晴らしい作品だと思った。
    1曲目の「Sleep On the Floor」から3曲目の「Cleopatra」までの流れなんか最高!

    エレキやピアノを入れたバンドとしての躍動感のある曲から、アコースティックギター1本の弾き語りまで、どれもメロディーが良い。
    ヴォーカルのウェスレイの声はファースト以上に素晴らしい。
    全体的に音の響きが非常に良いアルバム。

    8曲目の「Long Way From Home」から「My Eyes」までのギター1本と歌で聴かせる流れも好きだな。
    10曲目の「My Eyes」はジェフ・バックリーっぽいメロディとギターがとてもお気に入り。
    エレキギターの響きがめっちゃ良いな〜
    「My Eyes」からイントロの「Patience」の流れは本当に素晴らしい。

    1stの「Ho Hey」のイメージがバンドとしては強いかもしれないけど、アルバムを通して聴いてみると、随分と違う印象を受けると思う。
    実にアメリカっぽい「土の匂い」がする良いバンドだと思う。



  • Chain Gang of Love[2003]

    The Raveonettes

    デンマークのJesus and Mary Chain
    ★★★★

    デンマーク出身のデュオThe Raveonettesのファースト・アルバム。

    ジャケットに「RECORDED IN B♭ MAJOR」と書いてあり、全てが3コードのポップソングで統一されている。非常にミニマムで装飾を削ぎ落とした「引き算の美学」を感じる音楽だと思う。

    とにかくこのバンドは頭から爪先までJesus and Mary Chainに意図的に似せているとしか思えないバンドである。唯一の違いは男女ツインボーカルである事くらい。

    ジザメリファンは絶対に気に入る音だよね(笑)
    これだけコンセプトを明確に打ち出した音楽にはクールさを感じる。

    ザラザラとしたギターノイズとチープなドラムサウンドの組み合わせが気持ちいい作品。



  • Lust, Lust, Lust[2007]

    The Raveonettes

    ギターノイズとデジタルビート
    ★★★★★

    デンマークのJesus and Mary ChainことThe Raveonettersのセカンド・アルバム。
    ジザメリのコピーバンドと言ってもおかしくないくらい音楽的には近い。
    むしろこのバンドは「いかにジザメリっぽい音を奏でるか」というのがテーマにしているんじゃないかと思うほど。

    ノイジーなギターと3コードのポップソングは前作と変わらずだけど、そこに更にデジタルビートのアクセントが加わっていて、ジザメリの「Honey's Dead」あたりを思いおこさせるサウンド。
    男女のツインボーカルなので、本家に比べるとよりポップさが増して聴きやすいと思う。

    チープながらもザラザラしたギターノイズがとにかく気持ちいい!
    「凶暴なギターノイズと甘いメロディ」はまさに初期ジザメリのコンセプトそのままだけど、それを更に推し進めたこのアルバムでは、ジザメリのアルバムにも全く劣らない素晴らしい作品になっていると思う。

    「Sliderwalking」そのまんまな1曲目「Aly, Walk with Me」からカッコ良い。
    抑えめなテンションがクールな「Lust」、チープなビートの「Dead Sound」、
    60年代ガールズポップっぽい「Black Satin」、「Sad Transmission」あたりが特にお気に入り。

    サーフ・ロックな「Blitzed」はめちゃくちゃカッコイイ!

    「ギターノイズ」と「3コードのポップソング」の組み合わせが好きなら絶対気に入るであろう1枚。


  • Coexist[2012]

    The xx

    ミニマリズムの極地。
    ★★★★

    The xx のセカンド・アルバム。
    前作よりもさらにストイックに、さらにダークな世界観になった印象。
    売れ線狙いやリスナーに媚びる姿勢は一切見せず、己の音楽を追求する姿勢が素晴らしいと思う。

    耳元で囁くようなボーカルは相変わらずで、装飾をそぎ落として歌にフォーカスした曲も多い。
    1曲目の「Angels」は静寂を感じさせる曲。
    3曲目の「Fiction」は特にお気に入りの曲。

    5曲の「Reunion」や6曲目の「Sunset」、10曲の「Swept Away」などリズムトラックが全面に出てくる曲もある。
    ファーストに比べて、一番変わったのはリズムトラックの音質かな。
    グッと完成度が高まったし、多彩さも増したと思う。

    The xxは本当にオンリーワンなバンドだなと実感。
    次の作品も非常に楽しみ。




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  • xx[2009]

    The xx

    引き算の美学
    ★★★★★

    ロンドン出身のThe XXのファースト・アルバム。
    ギター・ベース・DJ(リズムトラック)の3人組編成で、男女ツインボーカル。

    このバンドの魅力は何と言っても「音数の少なさ」だと思う。
    ミニマリズムを極めたサウンドは、オンリーワンと言っていい。
    コードを鳴らさない単音ギターと、動きの少ないベース、チープなリズムトラックのみで、ここまで表現できるのは素晴らしい。
    男女ともに、声を張らないウィスパーボイスで、声も楽器的な使い方をしている印象。

    ジャケットやバンドとしてのビジュアルも、黒と白のモノトーンで統一されており、
    バンドとしてのコンセプトやビジュアルイメージも非常に洗練されている。

    1曲目の「Intro」から最高。5曲目の「Heart Skipped A Beat」の構成が特に好き。
    11曲目の「Stars」はまさにミニマリズムの極地のような曲。

    似たようなバンドは中々思いつかないけど、DJを加えた編成ということではMassive Attack辺りかな。
    あとは、最近のレディオヘッドあたりも近いのかもしれない。
    Ratatatというインストバンドにも少し似ていると思った。

    ライブも観に行ったけど、CDとは違い、「リズムトラック」の強烈で、お腹に響く重低音が記憶に残っている。
    DJ兼プロデューサーのJamie xxはソロでも活躍中。


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  • The Year of Hibernation[2011]

    Youth Lagoon

    ドリーミーでノスタルジックな電子音楽
    ★★★★

    サンディエゴ出身アイダホ育ちのユース・ラグーンのアルバム。
    基本は、打ち込みとシンセがメインで、ギターも入ってくるような編成。

    「蚊の鳴くような」、何ともいえないボーカルが良い。
    非常に遠くで歌っているような音の処理がされていて、ドリーミーな雰囲気が強い。

    フワフワとしたシンセサウンドと、効果的に使われるギターの音が何とも心地よく、天気の良い日に昼寝しながら聴いたり、静かな夜にひっそりと聴くのも良し。
    アルバム通して統一感があって、メロディーが良い曲が多いと思う。

    4曲目の「17」が特に好き。
    凄くノスタルジックで、「夏休みの終わり」のような曲。

    非常にパーソナルな作品で、ユース・ラグーンがベッドルームで鳴らしている音がそのまま届いているような作品。


  • Father, Son, Holy Ghost[2011]

    Girls

    ベッドルームから飛び出して、グッと完成度が上がった1作
    ★★★★

    Girlsのセカンド・アルバムにして、ラスト・アルバム。
    ベッドルームでの宅録から、たぶんスタジオ録音になったため、
    ローファイサウンドから、よりバンドらしい作品になった。

    1曲目の「Honey Bunny」は疾走感のある軽快なサーフロック。
    このズンドコドラムは大好き。オールドスクール感が素晴らしい。
    「Honey Bunny」というタイトルはパルプフィクションを思い出す。

    他の曲でも50〜60年代のポップスのエッセンスを感じられる曲が満載。
    10曲目の「Love Like A River」はモータウンのバラードソングのようで非常にお気に入り。

    懐かしさも感じる、ノスタルジックなアルバム。


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  • Album[2009]

    Girls

    インディースピリッツ溢れるアルバム
    ★★★★

    Girlsというバンド名も、Alubmというタイトルも非常にシンプルで、ジャケットの適当さやダサさもインディー感が満載。
    音もかなりローファイで、ペラペラのギターやヘロヘロのボーカル。
    ザ・宅録といったようなベッドルームで作られた雰囲気が好きだな〜。

    伝わってくるのはこのバンドが「とにかく音楽を愛している」感じ。
    スタイルや売れ筋やトレンドとは無縁で、とにかく普遍的なメロディーを大切にしながら、古今東西の良い音楽を取り入れながら作ったような作品だと思う。

    奇をてらわず、カッコをつけず、「普通に好きな音楽を奏でる」というのは、ヨ・ラ・テンゴのようなUSインディーバンドにも通じる。
    音楽的には結構違うかもしれないけど、ザ・スミスとかジザメリとか、大好きなUKのインディーバンドに近いようなスピリットを持っていて、非常に良い作品だと思った。

    4曲目の「God Damned」、5曲目の「Big Bad Mean Mother Fucker」が遊び心が満載なローファイサウンドで特にお気に入り。


  • Soft Will[2013]

    Smith Westerns

    爽やかでノスタルジックなポップアルバム
    ★★★

    残念ながら解散してしまったSmith Westernsのラストアルバム。

    内容としては前作よりもさらに爽やかに、薄味になった印象。
    どの曲もサラッと聞けてしまう。反面盛り上がりというか、インパクトとしては薄くなった印象もあるが。。

    ノスタルジックというか幻想的なシンセが全面に出てきて、ギターはより爽やかな音に。
    ボーカルはさらにヘロヘロになった気が(笑)
    4曲目の「XXIII」はピンクフロイドの「The Great Gig In The Sky」へのオマージュかな。

    あっさりし過ぎて、本当にサラリとした質感なんだけど、
    メロディーセンスは前作と同じく良さを感じる。

    あんまり「売れてやろう!」っていう気概を感じないインディーバンド然とした作品なので、人気が出ないのも仕方ないか。。
    良いプロデューサーと出会えれば、本当に大化けするようなセンスの良さはあると思う。



  • Dye It Blonde[2011]

    Smith Westerns

    あまり売れていないのが謎なくらい良いアルバム
    ★★★★★

    シカゴ出身のSmith Westernsのセカンド・アルバム。
    日系アメリカ人のオオモリ兄弟とギタリストという組み合わせで、2014年に解散したバンド。

    YouTubeでの再生回数も結構少なくて、日本でもほとんど取り上げられないので、あんまりアメリカでも売れていないようだ。
    おそらくは、ライブでのヘロヘロな演奏と、あまりイケていないファッションが原因な気がするが。。
    良い意味でも悪い意味でもインディー感がありすぎたのかも。

    でもこのアルバムは本当に良い曲が多くて大好き。
    同時期のGirlsというバンドと比較されることも多く、確かに似ている。
    ティーンエイジ・ファンクラブとかヨ・ラ・テンゴが好きな人なら間違いなく気に入ると思う。

    1stはかなりローファイでデモ音源ぽかったけど、このアルバムではシンセも入って、ポップさがグッとアップした。
    決して演奏が上手いわけではなんだけど、耳に残るギターフレーズが良い。T-Rexぽさもある。
    4曲目の「All Die Young」なんかは凄くジョン・レノンぽい。

    どの曲もポップで非常に聴きやすく、メロディーも凄い良いのオススメ。

    アメリカだと、ボーカルがヘロヘロなバンドはあんまり人気が出ないんだろうか・・・
    イギリスでプロモーションを頑張れば、もっと受け入れられたような気がするなあ。


  • Helplessness Blues[2011]

    Fleet Foxes

    内省的・プログレッシブな方向へ舵を切ったセカンド
    ★★★★

    素晴らしい前作に引き続き、非常にクオリティの高いセカンド・アルバム。

    前作よりもさらに内省的・かつプログレッシブなフォークへと向かっている。
    1曲の中でも転調があったり練りに練ったであろう複雑な構成の曲もあるので、決して聴きやすいアルバムでは無いと思う。
    「OK Computer」の頃のレディオヘッドのような緻密さと息が詰まるような雰囲気を感じた。

    3曲目の「Sim Sala Bim」、5曲目の「The Plains / Bitter Dancer」、10曲目の「The Shrine / An Argument」あたりは凄くプログレフォークの匂いを感じる。

    この作品を持って、ドラムが脱退し、現在はバンドは休止状態の模様。
    それぞれのメンバーは本当に才能豊かだと思うので、個別の活動にシフトしていくのかな。



  • Fleet Foxes[2008]

    Fleet Foxes

    完璧なコーラスワークが素晴らしい宗教的なフォークロック
    ★★★★★

    シアトル出身のフリート・フォクシーズのデビュー・アルバム。
    60年代からそのままタイムスリップしてきたような髭と長髪が非常に印象的なバンド。

    何と言っても美しいコーラスワークが特徴。
    まさにビーチボーイズの美しいコーラスを思い起こさせる。

    60年代のフォークからの影響が一番強いと思うけど、
    ブリューゲルの絵画をジャケットにしたように、中世ヨーロッパの宗教的な世界観が強く、
    現世離れしている荘厳でクラシカルな雰囲気がある。

    個々の演奏力の高さ、コーラスも完璧なマルチ・プレイヤーぶりを見ると、新人バンドとはとても思えない。
    リヴァーヴ処理を多用した音作りもかなり好きだな。

    こういうバンドが出てくる所が、アメリカの多様さや懐の広さを感じる。
    2000年代のインディー・ロックを代表する1枚といっても良いくらい完成度が高い。

    全曲オススメだけど、1〜3曲目の流れは特に好き。
    15曲目の「Mykonos」は現代版「コンドルは飛んで行く」のよう。


  • Beneath The Skin[2015]

    Of Monsters and Men

    ダークさを増したセカンド・アルバム。1曲目は最高!!
    ★★★★

    1枚目が「陽」だとしたら、2枚目は「陰」なのかな。
    ダークな雰囲気で1stほどのキャッチーさはない。

    1曲目の「Crystals」はとにかく最高!!
    大好きな曲だな。このドラムの疾走感とスケール感がたまらない。

    どうしても1stに比べるとグイグイと引き込まれる感じは薄れたかな。
    というか1stが良すぎたので、ハードルが天井まで上がっているので仕方ない気もするが。。

    軽快なコーラスと男女ボーカルの掛け合いが減って、重い曲調が続くので、聞きづらい作品ではあると思う。

    1曲目「Crystals」、4曲目の「Wolves Without Teeth」、11曲目の「We Sink」、13曲目の「Winter Sound」辺りが好き。



  • My Head Is an Animal[2011]

    Of Monsters and Men

    アイスランドから新星現る!
    ★★★★★

    アイスランドのOf Monsters and Menのファーストアルバム。
    ビョークやシガーロスに続いて、本当に凄いバンドが出てきたと思う。

    アイスランドについて詳しく知りたい人は、シガーロスの「Heima」というドキュメンタリーがオススメ。
    これを観ると、絶対にアイスランドに行ってみたくなると思う(笑)

    このバンドの魅力は、男女ボーカルの掛け合いが心地良い。
    女性ボーカルは透き通るような声、男性ボーカルは優しい歌声で、どちらの声も凄いく良い!

    デビューアルバムとしては、本当に信じられないくらい完成度が高いと思う。
    アコースティックがメインなんだけど、非常にスケール感のあるドラムでまさにアイスランドの大地を連想させる。

    曲名も「Dirty Paws」や「King and Lionheart」「Mountain Sound」など、自然や神話をモチーフにしたものが多い。
    「Littele Talks」が一番有名だけど、本当に全曲素晴らしい。
    このスケール感や「都市っぽさ」が全く感じられない人里離れた雰囲気はまさにアイスランドらしいのかも。

    似た雰囲気のバンドとしては、Fleet FoxesやLumineersあたりなのかな。でもUSっぽくはない。
    「Hvarf-Heim」というアルバムを出した頃のシガーロスに特に影響は受けているような気がした。

    この掛け声はクセになるな〜。非常にライブ映えするバンドでもあるので、単独でも来ないかな。



  • Depression Cherry[2015]

    Beach House

    新たな時代のシューゲイザー?
    ★★★★

    ビーチハウスの5枚目のアルバム。
    9曲と非常にコンパクトながら、前作と同じく内容は素晴らしい。

    音やメロディーは前作以上にアブストラクトで、聞いているとシューゲイザーぽくも感じる。
    一人で夜にベッドルームで聴きたくなる音楽。

    それにしてもボーカルの人の立ち姿やハスキーボイスは何ともミステリアスで魅力的。

    ライブも観に行ったけど、パワフルなドラムと圧倒的なボーカルの存在感が印象的だった。
    シューゲイザーのようなノイズギターもあったし、マイブラの「Loveless」あたりの影響も感じる。

    1曲目の「Levitation」、3曲目の「Space Song」、6曲目の「Ppp」、7曲目の「Wildflower」が特に好き。



  • Bloom[2012]

    Beach House

    全てが溶けていくようなドリームポップ
    ★★★★★

    アメリカのボルチモア出身の2人組。

    非常にドリーミーなサウンドとハスキーボイスが特徴。
    最初に聴いた時はボーカルは男かと思った。
    非常に中性的で掴みどころの無い声とサウンド。

    アルバム1枚を通した統一感が素晴らしい。
    どの楽器も主張しすぎず、全ての音が溶け合ってドリーミーな音楽を奏でる。
    ミニマムでありながら、これだけの世界観を表現できるのは凄いなあ。

    雰囲気が似ているアーティストとしては、Mazzy StarとかGalaxie500あたりなのかな。
    ミニマムなサウンドはThe xxあたりに共通する部分もある。

    1曲目の「Myth」、4曲目の「Other People」、5曲目の「The Hours」あたりが特に好き。

    バンド名のビーチハウスは直訳だと「海の家」だけど、実際その意味なんだろうか。
    音楽的には海とは真逆の夜にベッドルームで聴くような音楽というのも面白い。

    USインディーの中でもお気に入りのバンドの一つ。


  • Stories[2015]

    Avicii

    メロディメーカー×ポップセンス=AVICII!
    ★★★★

    デビューアルバムが世界中でバカ売れしたAVICIIの、セカンドアルバム。
    アヴィーチーの魅力はメロディメーカーとしての優秀さだと思う。
    どの曲もとにかくメロディが良い。

    そして、いろんなジャンルの音楽からのエッセンスを取り入れつつ、どの曲も3〜4分くらいのコンパクトなポップソングに仕上げるプロデュースセンスも素晴らしい。

    1曲目の「Waiting For Love」からめっちゃ良い曲。音の隙間の入れ方とかメリハリの付け方が非常に上手い。
    3曲目「Touch Me」、5曲目「For a Better Day」、7曲目「True Believer」なんかが特に好き。
    11曲目の「Can't Catch Me」もレゲエとかサーフ・ミュージックぽくて良い。

    何と言ってもラスト2曲に「The Days」と「The Nights」を入れたのも非常にお得感があって良し(笑)
    この2曲は非常にスポーティーでテンションの上がる2曲。

    ライブ活動を中止して楽曲制作やプロデュース業に専念するそうなので、今後もアヴィーチーの作品はますます楽しみ。


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  • True[2013]

    Avicii

    テンションの上がるレッドブルソング
    ★★★★★

    EDM界の貴公子アヴィーチーの1stアルバム。
    EDMはそんなに聴かないけどアヴィーチーの曲は普通にポップソングとして良いと思う。

    ずっと4つ打ちのリズムばっかりが続くようなクラブミュージックは正直飽きてくるけど、アヴィーチーの場合はメリハリが効いていて、「静」から「動」への転換が非常にテンションが上がる。
    5分以下の曲が多いのも良い!

    シンセを全面に出すというよりはギターと歌とリズムが全面に出ている曲も多いので、良い意味でクラブミュージックっぽくない。
    ダフト・パンクとかのポップセンスにも近いと思う。
    女性ボーカルの使い方なんかも最高。
    ダンスミュージックをそんなに聴かない人でも、アヴィーチーなら聴くという人も結構いるのも納得。

    「Wake Me Up」や「You Make Me」、「Hey Brother」「Dear Boy」「Liar Liar」などメロディーが良い曲がとにかく多くて、アルバムとしての1枚通して聴きやすい。

    アヴィーチーはレッドブルとか、ナイキとかスポーツブランドやアウトドアブランドに非常に合う。
    スポーティーでキラキラした素晴らしいアルバム。



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  • The Lumineers[2012]

    The Lumineers

    「土の匂い」がするカントリー色の強いバンド
    ★★★★★

    コロラド州デンバー出身のバンド。
    Of Monsters and MenやFleet Foxes、Band of Horsesなど、最近はフォークロック系のバンドで良いバンドが非常に多く出てきていると思う。
    マムフォードアンドサンズと比較されているようだけど、もっとアコースティックでスローな曲が多い印象。

    デンバーという場所はあまり馴染みが無いけど、このバンドを聴いていると、自然が豊かな「土の匂い」がする場所なのだろうか。
    こういうバンドが出てくる所が、アメリカという国の多様性を表していると思う。

    大ヒットした「Ho Hey」だけじゃなくて、「Dead Sea」「Slow It Down」「Stubborn Love」などアルバム全編を通して良い曲が多い。
    「Ho Hey」のイメージが強すぎて、ノリノリのバンドだと思われるけど、ミドル〜スローテンポの曲が多いバンドだと思う。
    アコギがメインで、バンジョーやピアノもストリングスなど色んな楽器が出来てくる。
    何と言っても、ボーカルのしゃがれた歌声が良い!

    個々の演奏力も高くて、ライブバンドとしても素晴らしい。


  • Never Trust A Happy Song[2011]

    Grouplove

    カリフォルニアの太陽を浴びた陽気なグランジ
    ★★★★★

    カリフォルニア出身の男女ツインボーカルの5人組バンド。
    アメリカのグランジ・オルタナバンドの影響が強い乾いたサウンド。
    ピクシーズのような感情の爆発するボーカルや、ニルヴァーナのようなヘヴィーなドラムとか。

    ただし、シアトルのどんよりとした空気感は皆無で、カラッとした陽気さを兼ね備えたサウンドになっているのは、やはりカリフォルニアのバンドということなのか。

    女ボーカルのハンナが良いアクセントになっている。

    バカっぽさというか、パーティーバンドぽさとヘヴィーなサウンドの組み合わせが非常に好きだな〜。
    シングルカットされている「Tongue Tied」はダンスミュージックになっているし、全体的にライブ映えしそうなバンド。

    一番好きな曲は「Love Will Save Your Soul」。合いの手の使い方とか最高!

    日本への単独ライブはまだ来たことが無いようだ。
    是非フジロック辺りで観てみたいバンド。



  • Spreading Rumours[2013]

    Grouplove

    グランジ×ダンスミュージック!アリアリアリガト!
    ★★★★

    カリフォルニアのイケイケバンドGrouploveのセカンド・アルバム。
    ダンス・ミュージックっぽい疾走感のある1曲目から始まり、ニルヴァーナの「All Apologies」のメロディーラインそのままな「Borderlines and Aliens」へ。
    この曲では『アリアリアリガト!』という謎の日本語歌詞も出てくる。
    この重いドラムはかなりアメリカのグランジ・オルタナっぽい。

    「Ways To Go」のような全編打ち込みのダンスミュージック。
    北朝鮮のパロディのようなPVも面白い。

    グランジ×ダンス・ミュージックという組み合わせは今までに無い感覚で新鮮だな〜。
    バンドの演奏力も高く、フロントの男女2人のキャラクターも良いので、次のアルバムも楽しみ!

    単独ライブで来日して欲しいバンドの一つ。
    ファーストもセカンドもジャケットが良いよね!



  • Shangri La[2013]

    Jake Bugg

    大人になったジェイク・バグ
    ★★★★

    ジェイク・バグのセカンド・アルバム。
    若さ溢れる1stのとの比較として、余裕が出てきた印象。
    かなり荒削りなサウンドもまとまりが出てきていると思う。

    まくし立てるようなボーカルスタイルは相変わらずだが、
    エレキギターのヘヴィーなサウンドから、アコースティックな曲までバリエーションに富んでいる。

    2曲目の「Slumville Sunrise」と3曲目「What Doesn't Kill You」なんかはちょっとアークティック・モンキーズぽさもある。

    一番好きな曲は4曲目の「Me and You」。
    歌ももギターもドラムもベースも良い!
    勢いだけではなく、じっくりと聴かせる曲もジェイク・バグは凄く良いと思う。

    アルバム自体も1stに比べるとコンパクトで良いと思う。



  • Jake Bugg[2012]

    Jake Bugg

    英国のボブ・ディラン現る!
    ★★★★★

    声を聞いた瞬間に「ボブ・ディラン!」だと思った。
    ノッティンガム出身のジェイク・バグのデビュー・アルバム。
    このアルバムを出した時は18歳くらいだから、まさに若さと勢いが溢れ出る作品になっている。

    1曲目の「Lightning Bolt」と2曲目の「Two Fingers」はとにかく最高。
    「退屈な街を抜けだしてチャンスを掴むんだ!」という内容の歌詞は、オアシスの「Definitely Maybe」に非常に近いものを感じた。
    音としては大分違うけど、オアシスやヴァーヴの持っていたパンク精神を持った若者が出てきたら、英国で大ヒットするのも納得。
    「Two Fingers」は現代の「Live Forever」や「Bitter Sweet Symphony」と言っても良いようなアンセムだと思う。

    早口のまくし立てるボーカルと、英国の退屈な田舎町のリアルを描いた歌詞で、古さと新しさが同居した魅力的な作品だと思う。