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岩井俊二

  • リップヴァンウィンクルの花嫁[2016]

    岩井俊二

    全てが偽物で、全てが本物。
    ★★★★

    岩井俊二は実写作品の邦画としては「花とアリス」以来の作品。
    配信限定版で観たので2時間くらいだったが、劇場版では3時間くらいらしい。配信限定版はかなりカットされているようだ。

    ネットが当たり前になった時代の、人間関係の軽薄さや偽物感の中で、ひたすら受け身の主人公が様々な出来事に巻き込まれていく。

    綾野剛の胡散臭さが何とも言えないリアリティを感じさせる。まんまと口車に乗せれられていく主人公。全てが偽物のようで、”受け止め方”によって本物にも成り得る。

    ハッピーエンドなのか良く分からない最後も良かったな。解釈は観ている側にほっぽり投げる感じも。


  • 花とアリス殺人事件[2014]

    岩井俊二

    不思議なアニメーション
    ★★★

    「花とアリス」の前日譚をアニメーションで映画化した作品。
    実写からアニメーションを作成するという形の手法で、他のアニメーション作品とはかなり違う印象。
    リチャードリンク・レイターの「ウェイキング・ライフ」とかに近い映像だと思った。
    日韓ワールドカップのドキュメンタリー、「6月の勝利の歌を忘れない」の試合部分は同じようなアニメーション処理がされていたので、元々岩井監督はアニメーションに興味があったのかな。

    「殺人事件」というタイトルが付きながら、実にほのぼのとした展開で、決してサスペンスではない。

    「花とアリス」を改めて見返してみると、映像美はまさに岩井俊二の世界観で、非常に素晴らしい余韻を残す作品なので、「花とアリス」を観てから「花とアリス殺人事件」を観ることをオススメする。
    この作品単体だけでどれだけ楽しめるかは微妙(笑)

    平泉成が二役で出ていたのは何故なんだろうか?
    非常に不思議な作品。